November 6, 2009

流れとしては、こうです。病院に入院されていた方が亡くなると、ドクターと担当の看護師が、いまわの際に詰めていた身内の方に「ご臨終」を告げます。いまや病院も「医は算術」ですから、死亡診断書以外にこの先お金をいただくことができない故人には、さっさと「退院」してもらいたいのです。なので、霊安室は、本当にカタチだけ。

 実際にそこに長時間遺体を安置することはありません。それで、看護師長さんが身内の方に、遺体の移動をお願いするのですが、身内の方はただでさえパニック状態になっているので、どうしていいのかまったく分かりません。そこで「この病院と懇意にしている葬儀会社に頼んで、ご遺体をお宅までお送りさせましょうか?」と聞くのですが、これでもう8割がた決まりです。看護師長さんから連絡をいただいた私たちは、すぐに霊柩車で病院に向かい、遺体を家まで運びます。そして気落ちしているご家族の方に、「ご葬儀は、どうされますか?」と尋ね、ほぼ100%「お任せいたします」というご承諾の言葉をいただいて、「商談」成立です。

 葬儀にももちろん、松竹梅と金額によるランクがあるのですが「〇〇様(故人)のご成仏をお祈りして、このコースでよろしいですね?」と一番高いプランを提示します。まずそこで、拒否する喪主の方はいません。葬儀が終わった後の見積書はかなりいい加減で、粗利は70%以上あります。何しろ、遺体を家まで運んだときの運転費やガソリン代まで計上するわけですから。

 こうして葬儀を終えた後、看護師さんにバックマージンを渡すことは、もちろん言うまでもありません。

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